June 2010
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世界中に落とした欠片
最近、ヒマさえあればこの動画をぼんやりと眺めている。「鈴木さん鈴木さん、こんな動画があるよ。インドだよ」って教えてもらったのだ。ぼくがインドに行ったのはずいぶんと昔の話で、でもこの動画を見て「変わんねえなあインドは」なんて思ってる。
バラナシ。巡礼者でごった返すガンガー沿いのガート(階段)、迷路のように曲がりくねった道、あの交差点知ってる。バラナシの中心ゴードリアチョークだ。あそこには2軒のラッシー屋が並んでる。そのうち1軒のラッシー屋の親父は交差点にぼくの姿を見つけると「ヘーイ!マステロ!マハラジャーマハラジャー!」と大きな声で呼ぶんだよ。元気かなあのオヤジ。あっ、スパイシーバイツレストランの日本語の看板。なつかしい。
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March 2010
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人類は慈悲深い機械のゆりかごの中
The Pill versus The Springhill Mine Disaster Richard Brautigan
鈴木訳/リチャード・ブローティガン詩集『ピル対スプリングヒル鉱山事故』より 「人類は慈悲深い機械のゆりかごの中」
ぼくはそのことを考えるのが好きだ
(早ければ早いほどいい!)
インターネットの草原で
哺乳類とコンピューターが互いに共生する、
プログラミングのハーモニー
それはまるで純粋な水と
澄み切った空が触れあうみたいに
ぼくはそのことを考えるのが好きだ
(お願い!いますぐ!)
松と電子で満たされたインターネットの森について
そこでは鹿がハミングしながら散歩する
花びらが舞い咲きほこるような
コンピューターを飛び越えて
ぼくはそのことを考えるのが好きだ
(そりゃそうさ!)
インターネットの生態環境について
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ぼくは君のことをある人に伝えようとしていたんだ
Revenge of the Lawn Richard Brautigan
鈴木訳/リチャード・ブローティガン短編集『芝生の復讐』より 「ぼくは君のことをある人に伝えようとしていたんだ」
数日前のことだ。ぼくはきみのことをある人に伝えようとしていた。だって君はぼくがいままでに出会ったどの女の子にも似ていないんだもの。
たとえばぼくはこんな風に言うことすらできなかった。「そうだな。彼女は赤毛ではないけど、ジェーン・フォンダそっくりだね。口元もちょっとちがうかな。それにもちろん、映画スターでもないけどね」
でも君はジェーン・フォンダにはぜんぜん似ていないから、そんな風にも言えなかった。
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もしもしパパだ
もしもし パパだ。
わかいときの くろうは かってでも しろ!
というコトバも あるじゃないか。
パパは いつでも おまえの みかただ。
おそれずに ゆうきをもって やってみなさい。
ぼうけんの ふしめふしめには
かならずパパのところに でんわしなさい。
ぼうけんのきろくを つけてあげるからね。
おまえの ぎんこうこうざに
30ドル ふりこんでおいたよ。
キャッシュカードを もっているだろう?
キャッシュカードから ひきだして
じゆうにつかいなさい。
けんとうを いのる
パパだって
ヒーロー!
‥‥の ちちおやに なれるんなら
わるいきはしないぞ。
ワハハハハ!
ガチャン ツーツーツー
パパは いつでも おまえの みかただ。
ちょっとエッチで だらしのない
そして あたまのおかしい パパだけど。
でもほんとだよ。
ワハハハハ!
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別れた女の夢を見た
自分が見た夢の話なんてすごく個人的なことだし、内容だってぼやぼやととりとめのないものだし、何よりもオチがないじゃないですかオチンチンが。そんなものはわざわざ人に話すようなことじゃないってことは、そんなことはぼくもわかっているつもり。
でも考えてみると、敬愛する漱石先生も「夢十夜」を、敬愛するというよりはぼくの「文学的ヒーロー」であるジム・キャロルも「夢うつつ」を書いている。(あ、ジム・キャロルのはヘロインによる幻覚の描写だった)夢の話っていうのもそれはそれでありなのかもしれない。なのでぼくもちょっと真似してみたいお年頃。
こんな夢を見た。
小雪が舞い、寒い風が吹いている。ぼくは革ジャケットのポケットに手を突っ込んで、いかにも東京の東部に実在していそうな、鄙びた商店街を歩いている。吐く息がやけに白い。ぼくはマフラーに顔をうずめながら歩く。
「喫茶のーぶるはどこだろう?」
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ロックンローラーになりそこねた少年
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早く家に帰りたい【HOMEWARD BOUND】
その日ぼくは原宿駅の改札を出て信号を渡ったところ、竹下通りの入り口に立っていた。待ち合わせで人を待っていたんだ。ぼくは約束の時間よりもずっと早くその場所に着いた。そしてなにをするともなくただ立っていた。そのときの時間はまだお昼というには早い、ぼくの区分では朝と呼べるような時間で、定期的に改札口からたくさんの人たちが吐き出されていたからやっぱり朝なんだと思う。彼らは足早に信号を渡ってそれぞれの職場へと向かっていた。これから出勤なのだ。
そんな駅から吐き出される人たち、そして数は少ないけれど逆に駅に向かって歩く人たち。原宿らしい格好をした(ぼくにはそうとしか表現できない)カラフルな女の子が多かった。彼女たちはゆっくりと歩いて駅に向かう。これから家に帰るのかどうかはわからないけれど、会社に行くんじゃないのは確かだと思う。
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フルムーンパーティの夜
東京サブレinタイ 10
満月の夜 ─ ぼくの泊まっているゲストハウス前に、コ・パンガン(パンガン島)へと渡るトラベラーたちを満載したピックアップトラックがやってきた。今夜はサムイ島北側のビーチからコ・パンガンに向けて次々にボートが出るのだ。ぎゅうぎゅう詰めのトラックはいちばん最後にぼくを拾って、夜の道を船着き場に向かった。
バングラックピアという名の桟橋はもうすでにパーティ気分でハイになった白人旅行者たちでひしめき合っていた。百人は乗れるであろう大きなフェリーに乗り込むときに木製の桟橋がギシギシと揺れると、一斉にみんなで「Oooooh!」と叫んだ。
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キリストもヒッピーだったんだぜ
(@盆@)/ iPhoneアプリレビューブログ「東京サブタレニアンズ」にようこそ!
今日もとびっきりクールで便利なiPhoneアプリをみんなにご紹介しちゃうよ。というわけで早速、本日のオススメアプリはこれだー。
Tase-A-Hippie
カテゴリ:エンターテインメント
【アプリ詳細の翻訳】ハーイ!皆さんはヒッピーに電気ショックを与えたり、与えられたりしたらどんな感じになるか知りたいと思ったことはありませんか?そんな楽しいエンターテインメントなアプリがいまここに!あなたはきっと、宇宙と彼のみすぼらしい犬の“ラッキー”をも好きになることでしょう!宇宙からの130のサウンドとフレーズで、ウッドストックまでの道のりも笑いっぱなしだぜ!HAHAHAHA!
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無の一周忌
先日、娘といっしょに猫の墓参りへ行ってきた。ナーという名前の猫が去年のいまごろ死んで、一周忌だったのだ。ナーはクーという子と兄弟で、元気な子猫だったんだけど、二年前いっしょにうちにもらわれてきた。彼らに名前をつけたのはぼくの娘のあくびで、「無」と「空」というかっこいい漢字をつけてあげたのはぼくだ。
ナーはうちの女房が床にほったらかしていた刺繍糸を飲み込んでおっ死んだ。糸が胃の中でからまって腸への入り口が塞がってしまって、治療中に急死してしまった。獣医の先生も最初レントゲンを撮ったりしてたころはわっはっはとのんびりしてたのにナーが苦しみだしたら急に焦りだして汗かきながら「緊急救命室ER」みたいな必死の治療をしてくれたのだけども、治療の甲斐なく死んでしまった。
「す、鈴木さん…ダメだ。鈴木さん、ダメ…ごめんなさいね」
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おれたちのオン・ザ・ロード・アゲイン
ずいぶん前の話だが、ケルアックの『路上』─On The Road─ の翻訳を試みたことがある。『路上』は河出書房新社より福田実氏の翻訳で文庫が出ているが、その翻訳が特に気に入らなかったからというわけでもない。むしろ大好きだ。しかし、あんまりにも好きな海外作家の本を思い募って自分の手で日本語に訳してみたい、そんな乙女心を君はわかってくれるだろうか?村上春樹がサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を再翻訳して刊行したけれど、ぼくには彼の気持ちがなんとなくわかる。といってもぼくは白水社uブックス版が気に入っているし、村上春樹版は読んでいないんだけれど。
PENGUIN BOOKS版ペーパーバック『On The Road』の始まり。
I FIRST met Dean not long after my wife and I split up.
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遠い昔、人々はアメリカに住むと決めた
Revenge of the Lawn Richard Brautigan
鈴木訳/リチャード・ブローティガン短編集『芝生の復讐』より 「遠い昔、人々はアメリカに住むと決めた」
新しい女とやりたいな。そんなことを考えながらぶらぶらと歩いていた。冬の寒い日の午後、頭の中はそんなことでいっぱいで出歩いてたところだった。
向こうから背の高い女が歩いてきた。背の高い男が好きそうな女が。リーバイスをはいた若い獣のようなカジュアルさだ。5フィート9インチ(*約180センチほど)、青いセーターを着ている。締めつけられていない彼女のおっぱいは、波打つように揺れている。
彼女は靴をはいていない。
ヒッピー娘だ。
髪の毛がすごく長い。
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February 2010
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LOVE LETTER
マッキーのことなんだけどさ、ぼくはかなり大好きなんだよね。そしてマッキーの曲の中でもこの「LOVE LETTER」という曲がすごく好きだ。すごくせつない名曲なんだ。
線路沿いのフェンスに 夕焼けが止まってる 就職の二文字だけで 君が大人になってく 向かいのホーム 特急が 通り過ぎる度 とぎれとぎれのがんばれが 砂利に吸い込まれていく ホームに見送りに来た 友達に混ざって きっと僕のことは見えない 大好きだ大好きだって とうとう言えないまま 君は遠くの街に行ってしまう 何回も何回も 書き直した手紙は まだ僕のポケットの中
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象に乗って上を向いて歩こう
東京サブレinタイ 9
サムイ島は全長15キロにも及ぶ大きな島だ。そんなサムイ島での交通手段はレンタルバイクが便利だ。一日200バーツくらいで借りることができる。ぼくも島に滞在中の間はバイクを借りてビーチからビーチへと移動した。じつは無免許なんだけどね。しかもノーヘル。でもそんなのマイペンライ!(サムイ島の人々はみんなノーヘルでバイクに乗る)でも道路にはビーチから流れてきた砂が多いのでコケないように注意にしよう。怪我したら泣いちゃうから。
ゲストハウスを出て爆音を鳴らしながらバイクで走ること数十分。ぼくは「アイランドサファリ」という名のエレファント・キャンプへとやってきた。ここでは象に乗ってトレッキングができると聞いたからだ。
「日本の方でゴザリましゅね?ようこそいっしゃらいましゅた」
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常夏の島で頭の中までバカンス
東京サブレinタイ 8
朝のボプット・ビーチ
海へと続く道
チャウエン・ビーチの透明な海
鈴木 in ビーチ
ドッグ in ビーチ
(@盆@)/ まっかなたいよう、あおいそら、しろいくも、そしてとうめいなうみ。こんなところでリゾートしてたらあたまのなかまでバカンスになっちゃう。
(@盆@)/ 全裸にもなっちゃう!
そして日が暮れる
桟橋サンセット
(@盆@)青い青い空だよー 雲ない空だよー サムイの島 常夏だーよー♪
高い高いヤシの木 大きな大きなヤシの実 サムイの島 楽しい島よー♪
(バカになってるけどつづく)
【再掲】常夏の島で頭の中までバカンス(初出2007年9月14日)
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それはわたしの青い鳥
なんだ、あれが僕たちのさがしている青い鳥なんだ。僕たちは、ずいぶん遠くまでさがしにいったけど、ほんとうはいつもここにいたんだ。 モーリス・メーテルリンク『青い鳥』堀口大学・訳/新潮文庫
「あれはどこへ行ってしまったんだろう?」
ぼくは年末くらいからずっとそれを探していた。しかし家中をたんねんに調べても、ここ数日のちょっとした小旅行でもとうとうそれは見つけられなかった。でも、探しものなんて結局そんなもので、本当に大事なもの、追い求めてるものというのはいつもそこにある。あまりにも近すぎて見えないだけで、いつだってそこにあったのだ。
「あ、あったッ!やっと見つけたッ!」
そしてぼくは見つけた。ぼくの探しものは冷蔵庫の裏にあったのだ。おそらく、うちの猫がじゃれついてそこに入りこんでしまったのだろう。
それは100円ショップの皮むき器。
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MR.BOO! カラオケ大作戦
最近カラオケに行ってないカラオケ行きたい。
鈴木は以前からどうしてもカラオケで歌いたいと思っていた曲があって、こないだGoogle先生で調べたら、アッタアッタありましたぞ。広東語の読み方に歌詞の意味までちゃんと載ってる。「歌で覚える中国語『チャイカラ』のコーナーです」だって。ナイス。それ以来ヒマさえあればそこを見ながらカラオケで歌えるように練習しているというわけだ。広州日本商工会の人たちどうもありがと。謝謝。
自分用として動画といっしょにまとめておこう。
Mr.BOO主題歌「半斤八両」
我口地呢班打工仔 通街走糴直頭係壊腸胃 ngoh dei ni baan da gung jai tung gaai jau dik jik tau hai waai cheung wai
俺たち労働者は街中を駆けずり回り胃袋が破れんばかりの暮らしをしている
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この空はあの空につながっている
東京サブレinタイ 7
また会いましょうシャンティとティップ
真夜中にバスが止まる。ぼくら乗客は「おまえら30分の休憩だぞう」というバス添乗員の声に叩き起こされる。眠い目をこすりながらバスを降りると、そこは国道沿いの食堂だった。おばちゃんがタイのラーメン、ナームを茹でている。鼻腔をくすぐるいい匂いに寝起きの胃袋が反応した。おばちゃんがぼくに聞く。「チキン?ポーク?」じゃあチキンで。チキンのナームを注文すると米で作った麺をおばちゃんが茹で、おばちゃんの娘とおぼしき小さな女の子がおぼつかない手つきで具を入れてくれる。パクチーいっぱいだ。どうもありがと。コップンクラッ。
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デンジャラス・バス
東京サブレinタイ 6
鈴木を乗せてバスはゆく。目指すはタイ南部の港町、スラー・ターニー。
ぼくは場末のスナックみたいな内装のバスに揺られている。満席の車内は様々な国籍の人間たちでいっぱいだ。ぼくが知る限りでアメリカ人、イギリス人、ドイツ人、フランス人、スウェーデン人、カンボジア人、韓国人、インド人、そしてぼく鈴木が日本人代表。ちょっとした多国籍軍だ。たぶんきっと他の国の人もいるのだろう。とにかくバスは満席だった。
そんなぼくらを乗せた二階建てバスは夕方にバンコクを出発した。座席に縛りつけられての長旅、でも流れる車窓がすごく楽しい。美しいバンコク郊外の夜の街並み、街のタイ人たちの暮らし。ずっと眺めていても飽きやしない。
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雨が降ってもマイペンライ
東京サブレinタイ 5
カオサン通りのカフェでビールを飲んでいたら突然のどしゃぶり、スコールが降り出した。びしょ濡れになって慌てる白人トラベラーたちは「SHIT!SHIT!SHIT!」と悔しがっていた。
一方、カオサン通りの店員たちは慣れた様子で路上に突き出したパラソルを片づけていた。鼻歌なんか歌っちゃって手慣れたものだった。
雨が降ってもマイペンライ どうせすぐにやむのだろうから 雨が降ってもマイペンライ どうせ濡れてもかわくのだから
あっ強風でパラソルが飛んだ!まわりの旅行者たちがいっせいに「ワーオ!」と驚く。
パラソル飛んでもマイペンライ
路上で寝ててもマイペンライ
【再掲】雨が降ってもマイペンライ(初出2007年9月10日)
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私と猫の関係
やれやれ。やっと校了した。終わった。徹夜つづきの夜ももうこれでお仕舞い、今月の仕事もこれで終わりだ。毎月のことだがこの校了したときの解放感、これがたまらない。疲れきった脳みそにじんわりと爽快な脳汁が染み出してくる感じ。この仕事をやってて良かったことをあげるとすればこれだ。さてと、じゃあ今日はもう帰ろうかな。
こんな早い時間に家に帰るのは久しぶり。家の猫たちも私がこんなに早く帰ってきたことに興奮して騒いでいる。「今日は早いじゃんか!遊ぼ遊ぼ!」
私と猫たちの関係、それは、なにひとつ曇りのない関係。私は彼らにごはんをあげ、トイレの掃除をする。そして愛撫する。いっしょに寝る。私は彼らを愛し、彼らも私を愛している。我々の間にあるもの、それは愛。
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YES
“Yellow Submarine” The Beatles
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ワット・スラケッの青い空
東京サブレinタイ 4
君と乗りたいかわいいBUSに
おれを見下ろす黄金仏像
ここはワット・イントラウィハーン。チャオプラヤー川沿いの比較的小さな寺院だが、高さ32メートルの黄金立仏が周囲を見下ろしている。ほんとここは住宅街の中にある、バンコクではこれでもぜんぜん小さな寺なのだ。でもこの仏陀の立派さったらどうだい。仏像マニアとしてはいくら時間があっても物足りない、それがバンコク。
仏像の足下で眠る猫。つまりワット・イントラウィハーン・キャット。
そして絶景の黄金寺院へ
聳え立つ黄金の寺
タイ国旗がはためく山頂
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65億の楽器
Dano Art Gallery:Sultans of Swing
「ねえ鈴木さん。人のこころってむずかしいね」
彼女からそんなメールが着た。鬱の友達になんにもしてあげられない、正論を言っても傷つけるだけだと彼女は嘆いていた。はあ、なるほどね。ずいぶんと友達思いなんだな。結構なことだ。
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ビールのうまい国はよい国
東京サブレinタイ 3
引き続きワット・ポー
ワット・ポー仕込みの匠の技
18世紀に建てられたというワット・ポーはタイ王国最初の大学でもあった。芸術や古典医学などの知識が蓄えられた壁画などが今でも境内に残されている。中でもタイ式マッサージについてはこのワット・ポーが現在でもその総本山として君臨しているらしく、バンコク市内では「ワット・ポー」の名を冠したマッサージ屋やマッサージ学校などが目につく。「おれのマッサージはワット・ポー仕込みだぜ!」なんて自慢するんだろうか。ちなみに本堂の裏手では参拝者が本格的なタイ式マッサージも受けられる。あ、ぼくも今日の夜はカオサンのマッサージ屋に行こっと。180バーツくらいで痛きもちいいサブミッションを決めてもらうのだ。
「おれの手で北斗神拳は生まれかわるのだ!」アミバもここで経絡秘孔を学んだ
嗚呼、深夜特急のエクスタシー
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みんなが昼寝する午後
東京サブレinタイ 2
朝のランブトリー通り
母なる大地の女神
朝になった。窓の外を見ると爽やかな青空が広がっている。夏の日の朝だ。夕べの雨もあがってバンコクはいい天気。ゲストハウス前の屋台でカオ・パット、タイ風焼き飯の朝食を取り、カオサン周辺をぶらぶらとうろつく。たくさんのバイクや車、トゥクトゥクやバスなどがひっきりなしに爆走しているラーチャダムヌーン・クラン通りという大通りに出ると、交差点の三角地帯に大地の女神の祠が見える。プラ・メー・トラニ、母なる大地の女神像の祠。旅の前に、まずは女神にご挨拶。女性のご機嫌を損ねたら、旅することもままならなくなってしまうもんね。
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バズでホットな情報を!
(@盆@)/ やあみんな元気かい? ところでGoogleの新サービス『バズ』、もうみんなENJOYしてるよね?
(@盆@)もちろん鈴木もとっくにバズしてるぜ。もう毎日バズバズしてるね。ハッハッハ!
<(@盆@)/=3 …なわきゃないだろ、この野郎!
こらGoogleこの野郎。おまえなあ、新しいサービス始めるときになんでもっとちゃんと人に説明しないんだよ。だいたいなんなんだよバズって。Gmailを開いたらいきなり、
New! Gmail の Google バズ あなたのつぶやき、写真、動画などを共有できます。 ホットな情報をリアルタイムにお楽しみください。
なんておまえ、そんな説明でいったいバズがなんなのかわかるわけないだろばっか野郎。へっ、設定は不要、Gmail でよくメールやチャットをする相手は自動的に登録されます。へっ、すべてを 1...
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青年はビーチを目指す
東京サブレinタイ 1
ぼくを乗せた飛行機はゆっくりと機首を下げ、ぶ厚い雷雲の中を通過していく。翼に雨が当たり、雷の閃光と轟音が聞こえる。そしてやっと雲を抜けると、雨に濡れた夜の街の灯りが広がっているのが見えた。深夜真夜中バンコク到着。10年ぶりのタイだ。
バンコク行き
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雨の日の自転車レース
これぐらい平気だって思ったんだけど、外はごらんの小糠雨で。自転車で早稲田通りを走っていたらもう顔もダウンジャケットもすっかりびしょびしょ。でもこんな、なんだか暗くて静かで寒い雨の日、別にきらいでもなくて。濡れるのもしょうがないかと思いながら早稲田通りを自転車で走っていた。
だいたいぼくは通勤はいつも自転車なんだけど、iPhoneで音楽を聴きながら走ることが多い。そのときもぼくはイヤホンをしてビリー・ジョエルを聴いていた。
すると、ぼくの脇を黒人の青年が自転車です〜っと走り抜けていって。ちらりと見るとたぶんの年の頃は17、8だと思うんだけど、ヒョロリと手足の長い黒人の青年で、リュックサックを背負って頭にはすごくでっかいヘッドホンをしていた。
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友よ夜明けは近い
フォークの神様、岡林信康師匠のアルバム「わたしを断罪せよ」(1969年録音)がすごく好きなんです。放送禁止歌で有名になった名曲「手紙」も収録されているんですけど(アタイ、涙なしでは聞けないわみつるさん)、アルバムの最後の名曲「友よ」は歌が始まる前に信康師匠の朴訥な声でぼくらへのメッセージが録音されていて、それがまたすごく心に響いてきていいんです。
えー、ぼくの最初のLPを聞いて下さって、心から感謝致します。あのー、えー、LPなんぞを出すというとなんか、レコード歌手ということで、えー、ちょっと格好いいんですけど、あのー、どうっちゅうこと無いわけで、ぼく自身の、その、ようするに、うめきや…そういう…なんや知りませんけど、そういうもんを、歌にして表したというだけ。 せやから、あのう、みんなももっと歌い出さなあかんと思いますし、あのー、黙ってることは無いと思うんです。...
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魔法の呪文
悲しいとき、つらいとき、苦しいとき そんなときはこの秘密の呪文を三回唱えてごらん
ヤッターマンコーヒーライター! ヤッターマンコーヒーライター! ヤッターマンコーヒーライター!
泣いた顔がほらもう笑った
【再掲】「魔法の呪文」(初出2008年1月17日)
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平成禅ヒッピー
【うちわ売りの少年】からのつづき
そうしてぼくを乗せたバスは、ほこりっぽく赤茶けた大地を爆走した。そしてたどり着いた辺鄙な町、トゥンドゥラ。そこはメインストリートが一本だけの小さな町だった。
ぼくがこの町の駅から乗る予定の、ヴァラナシ行き深夜特急の出発時刻は深夜。でもいまはまだ、お昼を過ぎたばかり。気温は40度を超えているかもしれない。暑い。めちゃくちゃ暑い。照りつける日差しが死ぬほど、熱い。これは急いでホテルにチェックインしなくては。そこで、深夜までゆっくりとできる安宿を探そうと思い、バスを降りたばかりのぼくをチラチラと見ているリキシャの親父たちに声をかけた。
「いちばん安いゲストハウスまで!」
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実録・コンパニオン狩り
夕方の東名高速。ぼくと社長のふたりは名古屋に向かってレンタカーを飛ばしていた。
もう十数年も前の話だが、当時ぼくはとあるゲームメーカーに勤めていて、所属は「営業広報部」。すごく小さな、そしてどうしようもないクソゲーばっかり作ってるメーカーだったので、開発と経理以外はぼくと社長、そして専務の3人ですべてをこなしていた。後に会社の株を店頭公開する準備が始まって社長たちが忙しくなり、その業務の一切はまだ若いぼくひとりに託されたりもした。ぼくは社長のお気に入りで、その社長の期待に応えるべく一生懸命働いた。
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ツイッターの作法
「鈴木さんってツイッターやってんの?」
先日、会社の人にそう聞かれた。
「いやなんかライターさんとかみんなやってるじゃないすか。「やりなよ」って勧められることも多くて。なんか世間じゃ流行ってるみたいだし、どうなのかな?と思って」
そのときぼくは「あれって女の子のケツに顔を埋めることとかできて、なんだかスケベなゲームでしたね」「鈴木さんそれツイスター!」なんて感じでその場は適当にごまかしたんだけど、じつはこんな鈴木だけどずいぶん前からツイッター、やっている。鈴木のくせにごめんね。
ま、そうやって日常会話に出てくるほど流行っているらしい「Twitter」。君もやってんのかな?
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DON'T THINK , FEEL!
若い少年の弟子に稽古をつけるブルース・リー。少年の蹴りを軽やかに避けて「気合いを入れろ怒りではないぞ」と教え諭す。そして少年が再び蹴りを入れると「そうだ、何か感じたか?」と聞く。すると、とたんに考え始める少年。その時、少年の頭をペシッと引っぱたき、ブルース先生はこういう。
Don’t Think , Feel!(考えるな、感じろ!)
イッエェェェェェッス!これは映画「燃えよドラゴン」冒頭のシーンなんだけど、ぼくはこのシーンが本当に大好きだ。まったくもってブルース先生という人は偉大な人だ。我々はブルース先生が残してくれた映画から、もっともっと多くの大事なことを学ばねばならない。と、ぼくは本気でそう思うんだ。
どうですか。きみもちゃんと感じてますか?
ときには考えるんじゃなくどうぞ感じてください。Feel、そうFeelだよ。
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うちわ売りの少年
だいたいアグラという街はタチの悪いインドでもとびきりタチが悪いところで。街中が一丸となって、タージ・マハル目当ての観光客から金を巻き上げようとするところがある。隙あらばふっかけようとする物売りやリキシャの親父たちはいうに及ばず、泊まったゲストハウスでも「外で食うよりここで飯を食え」とか「ロビーで賭けゲームをしないか?」とか、とにかく従業員ぐるみでうざかった。隣の部屋の若い日本人バックパッカーも「賭けゲームでルピーを取られましたあ」と愚痴っていた。気の毒に。せめて寝泊まりする宿ぐらいは安心したいものだね。
かくいう鈴木もジャッパーン人であるから(デリーで買った使い捨てライターに『Made in...
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へのつっぱりはいらんですYO!
ついこの間キン肉マン全36巻を読み返したばっかりの鈴木なんですが、なんでも今年はキン肉マン29周年ということで、特典としてキン消し418体が付いた完全予約限定生産コンプリートDVD-BOXが発売されるらしいのですよ(*注:2008年当時)。ギャギャギャ!欲しい!しかしこのDVD-BOXのお値段なんと10万円!ギョギョギョ!たけえ!
鈴木少年にとってはキン肉マンは青春でした。キン消しめっちゃ集めた。おこづかいを相当つぎ込んでガチャガチャを回したんだけど、結局コンプリートはできなかったんだよなあ…。あー、キン消し全種類あったら素敵だろうなあ。DVDは見るヒマないしキン消しだけ欲しいよなあ。いい歳コイたおっさんになってもキン肉マンに10万円を使えるほどのおこづかいはないんだよね…。おこづかいくれない女房が肉い!
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煙突のある町、冬。
ある年の冬の話だ。ぼくはふらりと東京を離れ、飛行機に乗り夜行列車を乗り継いでその町にやってきた。そしてある女の子のマンションに泊まりつづけた。彼女の部屋はマンションの上階にあり、見晴らしのいいベランダからは、とても巨大な製鉄所の巨大な煙突が見えた。その煙突はぼくが見ていた限り、二十四時間ずっと絶え間なくモクモクとした煙を吐いていた。
「そんなにあの煙突がめずらしいん?」
暇さえあればベランダに立ってその煙突を眺めているぼくに向かって、眼鏡の奥でクスクスと笑いながら彼女が聞く。なにせ雪が降る日も、北風が吹きつける日も、ぼくはベランダに出てはその煙突を眺めていたものだから、気になったのだろう。
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January 2010
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温泉で錆ついたロボット
降りしきる雨の中、女房に誘われたので高井戸天然温泉「美しの湯」へと足を運んでみた。
結論からいうとなかなかここは良かった。おおいにチンコをさらけ出しておおいに湯に浸かりサウナなどを堪能した。まずジェットバスだジェットバス。おれも都内のいくつかのスーパー銭湯とやらに行ってきたのだが、ここのジェットの噴射力は最強だ。肩だの腰だのが凝ってない人には痛いくらいかも知れない。じつはおれ、つい最近ちょっと寝違えたせいで首と肩の筋を痛めてたのだ。
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芝生の復讐
Revenge of the Lawn/the Abortion/So the Wind Won’t Blow It All Away/3 Books in 1 Volume: The Abortion ; So the Wind Won’t Blow It All Away
Richard Brautigan
鈴木訳/リチャード・ブローティガン短編集『芝生の復讐』より「芝生の復讐」
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三分の一、三分の一、三分の一
Revenge of the Lawn/the Abortion/So the Wind Won’t Blow It All Away/3 Books in 1 Volume: The Abortion ; So the Wind Won’t Blow It All Away
Richard Brautigan
鈴木訳/リチャード・ブローティガン短編集『芝生の復讐』より「三分の一、三分の一、三分の一」
いつでも三分の一だった。ぼくの三分の一はタイピングで、彼女の三分の一は編集、そして彼の三分の一は小説を書くことだった。
ぼくたちは印税を三等分しようとしていた。ぼくらはそれに同意してお互いに握手をかわした。お互いがそれぞれやるべきことはわかっていたし、進むべき道も、その先の最後に待っている扉のことも見えていた。
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スは鈴木のス
【鈴木さんについて】
鈴木(すずき)さんは日本のスミスである。雅号は未央生、僧名は鈴木一切、通称は「阿佐ヶ谷キッド」。ゲームメーカーでの広告制作および営業、各出版社での雑誌編集者、フリーライター、大工・板金工などの職業を経て、現在は編集プロダクション「鈴木さんとエキゾチックプロ」代表、文芸結社「梵天社」主筆。性格は可憐で少々おてんば。要するに正体不明の謎の人。
【どうして鈴木さんは鈴木さんなの?】
僕が(自分達のバンドをザ・スミスと呼ぶことに)決めた理由は、スミスは最もありふれた名前だからで、今は世界中の普通の人たちが顔を見せる時だと思うんだ」(by モリッシー)
イエス!その通り。今こそ、普通の人たちが顔を見せるときなのです。だから、鈴木さんはありふれた名前の鈴木さん。ほかの誰でもない鈴木さん。This Charming Manなんですね。
【(@盆@)ってなに?】
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